南京玉すだれは100均で買える?巻きすを使った簡単な作り方
南京玉すだれは100均で買えるのでしょうか?結論から言うと、ダイソーやセリアなどの100円ショップに完成品は売っていません。
しかし、お弁当グッズコーナーにある「巻きす(竹製のすだれ)」やタコ糸などの材料を使えば、誰でも数百円で簡単に手作りできるんです。宴会の余興や子供の出し物で、急に必要になった時にも安く準備できるので大助かりですよね。
本記事では、100均アイテムを使った南京玉すだれの具体的な作り方や、失敗しないためのコツを詳しくご紹介します。
100均に南京玉すだれの完成品は売っている?
まずは、100均の店舗でそのまま遊べる南京玉すだれが手に入るのかどうか、現状を整理しておきましょう。
結論として、現在100均で完成品の南京玉すだれを購入することはできません。工作の材料を調達する場所として割り切るのが正解です。
ダイソーやセリアなどの販売状況を徹底調査
ダイソー、セリア、キャンドゥといった主要な100円ショップの店舗を調査しましたが、南京玉すだれの完成品は販売されていませんでした。
おもちゃコーナーや、宴会・パーティグッズコーナーを探しても、手品セットやビンゴカードなどは充実していますが、南京玉すだれのような伝統的な演芸アイテムはラインナップにありません。
店員さんに聞いてみても「取り扱いがないですね」という回答がほとんど。そのまま袋から出して「アさて、アさて」と始められる便利グッズは、今のところ100均には存在しないと考えて間違いありません。
過去におもちゃコーナーにあったという噂の真相
ネット上の一部では、「昔、ダイソーのおもちゃコーナーで小さな南京玉すだれを見た気がする」という声がちらほら見受けられます。
これについて深掘りしてみると、実は南京玉すだれではなく、「竹返し」や「蛇腹のおもちゃ(パタパタ板)」といった別の昔ながらの竹製・木製玩具と記憶が混同しているケースがほとんどです。
確かに、一時的にレトロ玩具シリーズとして竹製のおもちゃが販売されていた時期はありましたが、プロが使うような伸縮自在の南京玉すだれが100円で売られていた確証はありません。幻のアイテムを探し回るより、サクッと作ってしまったほうが圧倒的に早いです。
なぜ100均に完成品が置かれていないのか
100均にあらゆる便利グッズが揃う現代において、なぜ南京玉すだれは売られていないのでしょうか。
最大の理由は、構造が複雑で製造コストが見合わないからです。
南京玉すだれは、数十本の竹ひごを特殊な結び方でしなやかに連動させる必要があります。機械で一気に大量生産するのが難しく、手作業の工程が多くなるため、どうしても100円という販売価格に収めることができません。市販の入門用でも数千円はくだらないアイテムですから、100均に並ばないのも納得ですよね。
100均の材料で南京玉すだれを簡単手作り!必要なアイテムリスト
完成品が売っていないなら、作ってしまえばいい。それが100均DIYの醍醐味です。
南京玉すだれを自作するために必要な材料は、すべて100均で揃います。ここからは、買い出しの際にチェックすべきマストアイテムをご紹介します。
メイン材料はキッチンコーナーの「竹製の巻きす」がベスト
南京玉すだれの本体となる竹ひごは、キッチン用品コーナーにある「巻きす(太巻きなどを作る時に使う竹のすだれ)」を代用するのが一番の近道です。
巻きすはすでに竹ひごが均等な長さにカットされており、表面もある程度滑らかに加工されています。ホームセンターで長い竹ひごを買ってきてノコギリで切る、といった重労働を完全にパスできる魔法のアイテム。
選ぶ際のポイントは、プラスチック製ではなく「天然の竹製」を選ぶこと。プラスチック製だと軽すぎて上手く形が作れず、カシャカシャという独特の心地よい音も鳴りません。
タコ糸や接着剤など揃えるべき手芸・工作アイテム
巻きすの他にも、竹ひご同士を結び合わせるための道具が必要です。以下の材料をダイソーやセリアの手芸・文具コーナーで集めましょう。
- タコ糸(太すぎず細すぎない、中くらいのもの)
- 木工用ボンド(結び目のほつれ防止に使用)
- 紙やすり(竹のささくれを滑らかにするため)
- ハサミ(糸を切るため)
- マスキングテープまたはビニールテープ(竹の端を保護、または装飾用)
これらをすべて新規で買っても、ワンコイン(500円)程度で収まるコスパの良さが魅力です。家に常備してあるハサミやボンドを使えば、さらにお安く済みますね。
ダイソーとセリアで買えるおすすめの「巻きす」比較
いざ100均に行くと、巻きすにもいくつか種類があります。南京玉すだれの工作に向いているのはどれか、ダイソーとセリアの代表的な巻きすの特徴を表で比較してみました。
| 店舗 | 商品タイプ | 南京玉すだれへの適性・特徴 |
|---|---|---|
| ダイソー | 太口巻きす(竹が太め) | 強度は高いが、重くなり操作しづらい。ダイナミックな動きを出したい大人向け。 |
| ダイソー | 細口巻きす(一般的なサイズ) | 最もおすすめ。軽くて扱いやすく、女性や子供が演じるのにピッタリ。 |
| セリア | 天然竹の巻きす(標準サイズ) | ダイソーの細口と同等。竹の質感が良く、カシャッという音が綺麗に響く。 |
| 両店舗 | シリコン製巻きす | 絶対NG。しならず、滑りが悪いため、南京玉すだれの動きが作れません。 |
基本的には、どこの100均でも手に入る「細口の天然竹巻きす」を2枚ほど購入しておけば、立派な南京玉すだれが1つ完成します。
【実用重視】100均グッズで作る南京玉すだれの簡単な作り方・手順
材料が揃ったら、いよいよ制作スタートです。
不器用な方でも迷わず進められるよう、画像を頭に思い浮かべながら作業できるレベルで、具体的な手順を4つのステップに分けて解説します。
手順1:巻きすの糸を丁寧に解いて竹ひごをバラす
まずは、買ってきた巻きすを解体し、ただの竹ひごの束に戻します。
巻きすを繋いでいる綿糸をハサミで切り、一本一本の竹ひごをバラバラにしていきます。この時、無理に引きちぎろうとすると竹が割れてしまうことがあるので、ハサミを使って丁寧に糸をカットしてください。
バラした竹ひごの中から、折れているものや曲がりが酷いものを弾き、真っ直ぐで状態の良いものを40本〜50本ほど選び出します。この本数が多いほど、完成時にダイナミックな形を作れます。
手順2:竹ひごの長さを揃えてヤスリがけを行う
次に、選んだ竹ひごの下準備です。この一手間が、完成後の使いやすさを劇的に変えます。
巻きすの竹ひごは、元々お弁当用なので端の処理が甘いことがあります。用意した紙やすりを使って、竹ひごの両端の角を軽く削り、丸みを持たせましょう。
また、表面にささくれがあれば、それもヤスリで優しく撫でてツルツルにします。これにより、演じている最中に指にトゲが刺さる事故を防ぐと同時に、竹ひご同士の摩擦が減って、すだれがスムーズに開閉するようになります。
手順3:タコ糸を使って一定の間隔で編み込んでいく
ここが一番の山場。竹ひごを南京玉すだれの形に編み込みます。
タコ糸を用意し、南京玉すだれ特有の「八の字結び(または互い違いの結び方)」で竹ひごを繋げていきます。文章で書くと難しそうですが、要するに竹ひごと竹ひごの間に少しだけ「遊び(隙間)」を持たせて結ぶのがコツです。
- 竹ひごを横に並べ、端から2〜3センチのところをタコ糸で縛る。
- 隣の竹ひごを縛る際、ピッタリくっつけず、数ミリの隙間を空けて結ぶ。
- これを40〜50本全て繰り返す。
- 反対側の端も同様に、全体が平行になるようにタコ糸で結んでいく。
結び目が緩むとバラバラになってしまうので、固く結んだ上で、結び目に爪楊枝で木工用ボンドをちょんちょんと乗せてコーティングしておきましょう。
手順4:持ち手部分をしっかり作って仕上げる
最後に、両端の持ち手(操作する部分)を作ります。
すだれの両端にあたる竹ひご(最初と最後の数本)は、手で握りやすくするために補強が必要です。端の2〜3本をマスキングテープやビニールテープでぐるぐると巻き、一本の太い棒のようにまとめます。
この持ち手がしっかりしていると、片手でスッとすだれを伸ばした時に形が崩れず、プロっぽく決まります。ボンドが完全に乾いたら、100均素材で作ったオリジナル南京玉すだれの完成です!
手作り南京玉すだれの完成度と耐久性を高める3つの工夫
基本的な作り方だけでも十分遊べますが、せっかくの晴れ舞台。もう少しだけ手を加えて、見栄えと使い勝手をアップさせましょう。
100均グッズをちょい足しするだけで、手作り感が薄れて本格的な道具へと生まれ変わります。
竹ひごの端をテープで保護して安全・綺麗に
ヤスリがけをしたとはいえ、竹ひごの切り口がむき出しだと少し安っぽく見えてしまいます。
そこで、赤や黒のカラービニールテープを1センチ幅に細く切り、竹ひご一本一本の両端にクルッと巻きつけてみましょう。見た目のアクセントになるだけでなく、竹の割れを防ぐ補強材の役割も果たしてくれます。動かした時にチラッと見える赤いラインが、とても粋ですよ。
持ち手部分に和柄の布を巻いて本格的な見栄えを演出
手順4で作ったテープむき出しの持ち手部分を、さらにドレスアップします。
100均のハギレ布コーナーにある「和柄(唐草模様や市松模様など)」の布を適当な大きさにカットし、持ち手部分にくるくると巻きつけてボンドで固定します。たったこれだけで、一気に伝統芸能の小道具らしい風格が漂います。
ビーズや鈴を取り入れてオリジナル装飾をプラス
子供の出し物や、ちょっとしたウケを狙いたい場合は、動きに合わせて音が鳴る工夫もアリです。
編み込んだタコ糸の端や持ち手の下部分に、100均の手芸コーナーで売っている小さな鈴や大きめのカラービーズをくくりつけます。すだれを伸ばすたびに「チリンッ」と涼しげな音が鳴り、観客の注目を惹きつける効果が期待できます。
宴会や余興で大ウケ!自作の南京玉すだれで作れる基本の形
せっかく南京玉すだれが完成したら、本番に向けて技の練習ですね。
100均の巻きすで作った自作すだれでも、基本的な形であればバッチリ決まります。ここでは、余興で拍手喝采を浴びるための定番の技をレベル別にご紹介します。
初心者でもすぐにできる「釣り竿」と「橋」
まずは、少し練習すれば誰でもすぐに形にできる入門技です。
- 釣り竿:すだれを斜めに長く伸ばし、先端を少し下に垂らすだけのシンプルな技。口上で「アさて、アさて」と言いながらスッと伸ばすだけでサマになります。
- 橋(日本橋):すだれをアーチ状に曲げて、両端を持つ技。タコ糸にある程度の「遊び」を持たせて結んでいれば、綺麗な半円を描くことができます。
この2つを連続で決めるだけでも、十分に「おぉ〜!」という歓声が上がりますよ。
少し難易度アップ!見栄え抜群の「東京タワー」と「しだれ柳」
少しすだれの扱いに慣れてきたら、高さを活かしたダイナミックな技に挑戦してみましょう。
- 東京タワー:すだれを縦に伸ばし、下部を広げて上部を尖らせる技。バランス感覚が必要ですが、完成した時の大きさにインパクトがあります。
- しだれ柳:すべての竹ひごをダラーンと下に垂らし、風に揺れる柳の木を表現する大技。演技の最後を締めくくるのに定番の形です。
自作の南京玉すだれは市販品よりも少し滑りが悪いことがあるので、本番前に何度も動かして、竹ひご同士を馴染ませておくのが成功の秘訣です。
南京玉すだれを自作する際の注意点と失敗しないコツ
ここまで楽しい手作りの手順をお伝えしてきましたが、いくつか気をつけておきたいポイントもあります。
安全に、そして確実に本番を成功させるために、以下の注意点を必ずチェックしておいてください。
竹のささくれやトゲに注意!ヤスリがけで怪我を防止
最大の注意点は「怪我」です。100均の巻きすは安価な天然素材ゆえに、目に見えない細かなささくれがあることが多いです。
勢いよくすだれを伸ばした瞬間、指の間に竹のトゲが刺さってしまうと、痛くて余興どころではなくなってしまいます。手順のパートでも触れましたが、ヤスリがけの工程だけは絶対にサボらないでください。触ってツルツルだと感じるまで、執念深く磨くのが安全への近道です。
糸の結び目は木工用ボンドでしっかり固定する
南京玉すだれは、伸ばしたり縮めたりと激しい動きを伴う道具です。
タコ糸をきつく結んだつもりでも、演じているうちに摩擦でジワジワと結び目が緩んでくることがあります。本番中にすだれがバラバラと崩壊する悲劇を避けるためにも、すべての結び目にボンドを塗ってカチカチに固めておくのは必須の予防策です。
市販のプロ用と100均自作版の違いを理解しておく
最後に知っておくべきは、自作品の限界です。
| 比較ポイント | 100均の材料で自作 | 市販品(プロ・本格用) |
|---|---|---|
| 価格 | 約300円〜500円 | 約5,000円〜数万円 |
| 動きの滑らかさ | やや引っかかりがある | 専用の糸と竹でスルスル動く |
| 耐久性 | 激しく扱うと糸が切れやすい | 長期間の使用に耐える頑丈な作り |
100均自作版は、あくまで「その場を楽しく盛り上げるための簡易版」です。本格的な演芸の舞台に立つわけではないので、多少不格好でも「自分で作った」という事実が微笑ましいエピソードになり、かえって場が和むものです。完璧を求めすぎず、作る過程も楽しんでくださいね。
100均の南京玉すだれに関するよくある質問
ここからは100均の南京玉すだれに関するよくある質問と回答をご紹介します。
Q. 製作時間はどれくらいかかりますか?
A. ヤスリがけや糸を編み込む作業を含め、初めての方で約2〜3時間程度が目安です。ボンドを乾かす時間は別途必要になります。
Q. 子供と一緒に作っても安全ですか?
A. 竹の解体やヤスリがけはトゲが刺さる危険があるため大人が行い、布を巻いたりシールで装飾したりする工程を子供に任せると安全に楽しめます。
Q. 竹ひごの代わりにストローでも作れますか?
A. 作ることは可能ですが、軽すぎて技の形がキープできず、特有の音も鳴りません。宴会の余興として使うなら、やはり巻きす(竹)を使用することをおすすめします。
南京玉すだれは100均アイテムで安く楽しく手作りしよう
100均に南京玉すだれの完成品は売っていませんが、キッチンコーナーの「巻きす」を活用すれば、驚くほど安く、それらしい小道具を手作りできることがお分かりいただけたかと思います。
糸を編み込む作業は少し根気がいりますが、完成したすだれがスッと伸びた時の感動は手作りならでは。お小遣いの範囲で材料が揃うので、宴会の余興や子供のイベントで悩んでいる方は、ぜひ週末のDIY感覚で挑戦してみてくださいね。






